初対面の人と挨拶する時、大人だったら誰でもやってる名刺交換。ここで自分の印象を相手に焼き付ける事が出来れば、それだけで名刺交換は成功と言っても過言ではないですよね!
となると気になるのが「名刺の厚さ」ではないでしょうか。実際に極厚名刺を注文し、使ってみたら想像以上のメリットがあったので、紙の厚さに迷っている人のため、厚い名刺がいかに優れているのか解説していきたいと思います。
会社の事務所の引っ越しが終わり、会社のホームページや社用の携帯電話が配布され、そろそろ新しい名刺を作成しよう!という意見が出たためデザインを作り、名刺の紙のサンプルを発注。
以前は、リネンと呼ばれるチェック模様の可愛い紙を使っていて、今回はどんな紙にしようかとサンプルを見ていたところ、明らかに指触りが異質な紙と遭遇。
その名も「マットコート400g/m²」。
そもそも、この「400g/平方メートル」というのは紙の重さ(厚さ)の単位であり、坪量と呼ばれる1平方メートルあたりの重量のこと。
一般的な名刺なら大抵「200g/m²」程度、プリント用の普通紙なら「70g/m²」ってのが定番ですから、このマットコート紙が如何に厚いかが解るかと思います。
写真の左側が旧名刺(200g/m²程度のユポ紙)。
そして写真の右側が、満を持して到着したマットコート紙(400g/m²)。
名刺選びの際に、周囲の人間達が口々に「厚すぎるのはちょっと・・・名刺交換の時に変な人だと思われそうだから・・・」と日和って屁っ放り腰になる中で、「厚さこそ正義!」と振り切り発注。
手に持った瞬間、コレにして良かった!と大満足。
さて、実際のところ、我が社の日和った奴ら達と同様、分厚い名刺の存在感には惹かれるけど、実際にそんな名刺を持って交換するってのはちょっと不安、なんて考えている人も多いのでは?
そんな恥ずかしがり屋さんのために、ここからは僕が個人的に感じた「極厚の名刺ってマジ最高!」って事を紹介していきます。
極厚名刺に惹かれるけど、なかなか手が出ない、そんな人の背中を押せたらと思っていますので、厚い名刺が気になる人はしっかり読んで参考にしてください。
一発目から、普通のペラッペラな名刺しか使ってこなかった人からすると、写真には想像を絶する光景が写っているように感じるかもしれませんが、400g/m²ともなると名刺が自立します。
やはり、自立するというのは、人間として非常に大切な事ではないでしょうか。世の中には自立する事もままならない人が沢山存在します。つまり、自立してない奴らは、僕の名刺以下の存在といっても良いのです。
世の中の大半の名刺は、僕の名刺よりも薄いのです。
相手と名刺交換をした瞬間に浸れる、厚さという名の優越感。
僕の名刺を手に取った相手も、大抵の場合第一声は「厚い!」か「硬い!」と口を揃えます。硬いと言われて嬉しくない男なんて存在しないのではないでしょうか。
しかし、ここはビジネスの場ですから、相手だって恥ずかしがって名刺交換をした瞬間に「厚いですね!」なんて言ってこない事もあります。でもね、聞こえてますよ、アナタの心の声。
ここで「厚い!」なんて言ったら相手の思う壺だって考えてるでしょ、もう手に取るようにわかっちゃうんだから。
街中で目の前からマッチョが歩いてきたら、思わず道を譲ってしまいますよね。そう、男同士の戦いは「デカイ、厚い、硬い」、強さこそが全てなのです!
相手が僕の名刺を受け取って、圧倒的な厚さに打ちひしがれている中で、さらに追い討ちをかける極悪非道な名刺が僕の極厚名刺です。
そうです。相手の名刺入れで異常なほどに嵩張るのです。写真を見ていただければ解ると思いますが、一般的な名刺の中に紛れても存在感を放ち続ける1枚の極厚名刺。
名刺入れのHPといえば容量の事、相手の名刺入れに大ダメージを与えます。タイマンだろうと仲間を呼ばれようとお構いなし!全員の名刺入れをパンパンにしてやるぜ!
あまりの厚さに、心も名刺入れも大ダメージを負って、満身創痍になった人は、いきなり名刺を破きにかかってくるかもしれませんが、そんな時も極厚名刺は効果を発揮します。
写真を見ても分かる通り、薄い旧型名刺はちょっと力を加えた瞬間、見るも無惨な姿へと変えられてしまいますが、僕の新しい極厚名刺は一味違います。
もうお忘れかもしれませんが、僕の名刺に使われている紙はマットコート紙です。ビジネスという手に汗握る戦場で、しっとりと手汗をかいている状態では、紙がヌルリと滑って力が入りません。
そして襲い来る400g/m²の厚さ。
破こうとした瞬間、あなたの脳裏に「あ、これ、破けなかったら超カッコ悪いな」と悪い予感がよぎり、名刺破りを諦めさせてしまうのです。
もちろん、極厚名刺は物理的なパワーも、一般的な名刺とは段違いです。テーブルの上に転がってるバナナだったら、そこまで熟れてなくても突き刺さります。
営業先への挨拶代わりに、必殺仕事人さながら、手近なフルーツに突き刺していっても良いかもしれませんね。
今の時代、いつどこで悪い人に襲われるかわかりません。とはいっても、護身用に刃物なんてもち歩いていたらこっちが捕まってしまいます。でも、僕は大丈夫。だって、この名刺があるんだから。
相手から名刺をもらって、自分からも名刺を差し出して。あれ、これってメンコ?なんて名刺交換中におもった人も多いはず。それもそのはず、メンコというのは、子供達が大人になって社会に出て恥をかかないように、名刺交換を暗に教える遊びなのですから。
もちろん、最近のスタートアップ企業では、名刺交換の後にメンコとして遊ぶのが慣例行事となってきています。急に「御社と一度お手合わせ願いたい」なんて相手先に言われても、僕の極厚名刺なら大丈夫。無双できます。
相手の名刺入れを空にしてやりましょう。泣いて謝ったって名刺を返してはあげません。まあ、あなたのペラッペラな名刺なんて、奪っても弱いんで使いませんけどね。
仕事に疲れて、ちょっとエナジーをチャージしたい。しかし、世の中のエナジードリンクってものは、最もエナジーの足りていないタイミングで飲むドリンクの癖にプルタブが固すぎやしないだろうか!?
そんな時も大活躍なのが、僕の極厚名刺。
名刺の角をスッと差し込んで、レバレッジを効かせて持ち上げれば、強情なエナジードリンクのプルタブだって楽々開封。
まさに、戦闘から回復まで大活躍のこの名刺。次どんな名刺にしようかと悩んでいる人は、選択肢の1つにして損はありません。
ここまで読んで「極厚名刺って最強じゃん!」って思った人も多いかと思いますが、極厚名刺には弱点もあるのです。あんまり教えたくはないのですが、良いことばかり並べてもどこかのテレビショッピングのようになってしまいますから、ちゃんと悪い部分もお伝えしておきます。
極厚名刺の弱点は、名刺入れに9枚しか入らないことです。
もちろん、僕の名刺入れがちょっとコンパクトすぎるっていう事も考えられます。でも以前は25枚も入っていたんです。
僕みたいな事務所に引きこもって仕事をする人なら9枚しか入らなくてもなんとかなりますが、肩で風きって街を闊歩するような人には向いていないかもしれませんね。
ちょっとしたパーティーや親睦会なんかに行こうもんなら「名刺を配る相手の人数と、名刺の枚数が合いません!」ってな事になってしまいます。
でも、多少の不便さは目をつむってもいいんじゃないでしょうか?だって、僕の名刺の方が厚いってことは、僕の勝ちでしょ?