派手髪の定番アイテムといえば、ビビッドな色合いで人気のマニパニこと「マニックパニック(MANIC PANIC)」ですね!
素朴な疑問なのですが、マニパニって混ぜて使うとどんな感じになるのでしょうか?染まった時の仕上がりは勿論、色の抜け方や落ち方に違いが出るのでしょうか?
ちょっと気になったので、実際に自分の髪を混ぜたマニパニ(混ぜパニ)で染色して調査してみました。
今回は僕たちPTVで「マニパニを混ぜて黒染め剤を作り実際に染めてみる」という企画に挑戦してみました。
色抜けの過程については後ほど詳しく解説しますが、まずは「マニパニを混ぜて使う時のポイント」について簡単にまとめてご紹介しますので、マニパニを混ぜて使いたい!という方は是非参考にしてください。
実際に混ぜて使ってみるときは上記4点をおさえましょう。
例えば「紫」を作るのであれば、青と赤を同程度の量用意すればできますが、「オレンジ」を作るときに赤と黄色を用意した場合、黄色に徐々に赤を入れていくというスタイルで作らないと、あっという間に黄色が赤に汚染されてしまい、オレンジを一瞬で通り越して赤になってしまいます。
今回も黒を作るつもりでしたが、とにかく「青」が強すぎて、黒になりきらずに青紫っぽくなってしまいました。ですので混ぜるときには「青は超強いから気をつけよう」と心がけてください。
そもそも「マニパニ使うのが初めてです!」って方は、マニパニの使い方や上手な染め方、さらに染め直し方について詳しく紹介したページを用意してますので、参考にしていただければと思います。
今回は「混ぜて黒を作る」ため、色の三原色であるシアン・マゼンタ・イエローを用意。
厳密には
の、上記3種類を使いました。
※シアンの予定で選んだブードゥーブルーが強すぎたため、うまく黒が作れなかったのではないか?と思ってます。青系はとにかく色味が強いので、少量ずつ混ぜてバランスを取るのがおすすめです。
実際に混ぜていくとこんな感じです。
黄色は、あっという間に青や赤のマニパニに塗りつぶされてしまいます。それもそのはず、そもそも髪の毛ってのは脱色しても紙と違って白ではなく金色(黄色)になります。
金色の髪を黄色にしようと思ったら、彩度ではなく「金髪特有のテカリを押さえたりする事」の方が重要となるため、青の染料や赤の染料よりも彩度が高くある必要がないのです。
と言うことに気づかなかった僕の凡ミス。
なので、マニパニを混ぜるときは「黄色は弱いので、黄色を使用するなら黄色にちょっとずつ他の色を混ぜていく」と言うスタイルで混色していくのがおすすめです。
とまぁ、混色自体はちょっと失敗したものの、染色に関していえば何も問題なくちゃんと染まってくれます。
上の画像は混ぜたマニパニを洗い流してる場面ですが、やっぱり青が強いですね。濡れた髪の状態だと結構黒っぽく見えるのですが、実際はブルーブラックのような仕上がりになりました。
実際にどんな感じになったのかは、動画をご覧ください。それと、ぜひチャンネル登録をお願いします!
というわけで、マニパニを混ぜて黒染めする動画を撮影した翌日から、毎日「自作黒髪」の色落ち具合を写真に撮り溜めましたので、「青と赤と黄色を混ぜたマニパニってどんな感じで色落ちするのか」の参考にしていただければと思います。
1日目にしてもう青が主張してきました。
紫色っていうかネイビーですね。
太陽の光が薄ければ、結構黒っぽく見えなくもないです。
すごいスピードで色落ちします。
もう根元は完全に色が抜けて、青でも黒でもなく灰色になってしまいました。青系って抜けていくときに緑っぽくなるのが普通なのですが、赤を混ぜているのでアッシュになるんですね!面白い。
根元と毛先、分けて染めたの?
いいグラデーションだね!って褒められましたが、そんなことは一切してません。
1日目〜3日目は、まるで違う色に染め直したかのような変化がありましたが、3日目〜はほぼ変化がありません。この状態で停滞しそうな予感です。
ブリーチの連続で痛んだ髪の毛にマニパニすると、ちょっとキューティクル的なサムシングが一時的に回復するのですが、6日もすればまたバッサバサです。
手櫛?もう通りませんね。
トリートメントをサボったのでバッサバサです。
色抜けの具合としては、アッシュだった根元に黄ばみがで初めて、金っぽくテカリ出しました。決してハゲてるからテカってるわけではございません。
特に変化なし。
蛍光灯の明かりの下だと、色のグラデーションが激しくなることが判明。
6日目くらいから色はほぼ変化なし。髪の毛は痛んでいく一方。
まぁ、変化なし。
ちょっと青紫っぽさが薄らいできたかな?
トリートメントをし忘れたのもあって、バッサバサで色抜けも強め。髪の毛に艶がなくなったのもあって、マットバイオレットな感じの色になってます。
あと、髪の毛がとっちらかっててハゲ感が増す。ハゲちゃうねん、モヒカンやねん。
もう、こうなってくると完全にバイカラーですね。
というわけで、今回の色落ち観測はここまでにしたいと思います。
今度は、髪の毛に脱毛クリームを塗って、ツルッとしたパンクなモヒカンを作ってみたりしようと思いますので、今後ともブログ&ユーチューブを見守っていただけたら幸いです。
マニパニ(マニックパニック・MANIC PANIC)を混ぜて使用する場合は、色味の強い(黒に近い)ものは少量ずつ使って様子をみましょう。
それと、色ムラが発生してもそれを楽しめるくらいの余裕が持てないなら美容院でやってもらうのがおすすめです。
抜ける時も、通常であれば「青→緑→金髪」「赤→ピンクオレンジ→金髪」みたいな道筋を辿るのですが、「ブルーブラック→青紫→青→グレー→金髪」というちょっと曲がりくねった感じの道筋を辿るようです。
それと、ブリーチのかかり具合によって「残る色」が違うのも面白いです。1回しかブリーチしてない根元はグレーになりましたが、2〜3回ブリーチしてる毛先は今でも青のままです。
この辺りを素人が狙ってやるのは難しそうですが、面白いので是非挑戦してください。