ここ最近の週末の楽しみは、もっぱらゲームセンターCXで有野課長を応援することです。
我が家の奥様からは、「人がゲームしてるの見て何が楽しいの?」と冷ややかな目線を送られますが、小銭を握りしめてオモチャ屋や駄菓子屋のゲームに群がってた僕らとしては、自分がゲームすること以上に、誰かのゲームを応援することも立派なゲームなのです。
そんな「俺たちの青春」を呼び覚ましてくれるのは、何も有野課長だけではありません。漫画にもレトロゲームを題材にした面白い作品がたくさん!
アーケードやファミコン・スーファミ、PCエンジンで熱い死闘を繰り広げた我々が思わず「あるある」いや「あったあった」と共感してしまうネタの数々。そして、なぜだが鼻の奥がツーンと、目頭が熱くなってしまうノスタルジックなお話など、あの時代にタイムスリップしてみませんか?
今回は、個人的におすすめなレトロゲーム系漫画を厳選してご紹介します。僕が紹介した漫画以外にも面白いものをご存知の方がいましたら、ぜひ教えてください。
レトロゲーム系漫画の中でも特別知名度が高い作者といえば(著作権問題のニュースとかもあったし)押切蓮介ではないでしょうか。
ハイスコアガールの初期なんて、僕の地元名古屋では普通の本屋さんに置いてなくてヴィレッジヴァンガードで購入していた記憶もあります。
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ゲームセンターCXにハマり、ついにはレトロゲームやアーケードゲームを題材にした漫画にも手を出そうとしている、そこのあなた!まずは、ハイスコアガールから手を出してみるのがおすすめです。
しかし!こんな言い方はファンとしてどうかとも思いますが、現在発刊されている単行本の場合は1巻だけ読めばOK。1巻以降は正直、ハイスコアガールを題材にしたスピンオフ作品・・・って感じです。
全てSNKのせいだ!(詳しくは各自調べてくださいね!)
でも、めっちゃ面白いですよ。
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毎日毎日会社に行って、毎月それなりの給料をもらって、なんとなく新作のハードが出たのでローンチタイトルと合わせて買って、結局全クリしないままに次のゲームを買って。
ひどい時は、買ったゲームを開封すらしてなくて、週末も仕事の疲れでゲームする気もなくスマホをイジイジ・・・。そんな、あなた。
あの頃、風邪を引いて学校を休んだにも関わらず、午前11時くらいになったら急に元気になってゲームがしたくなる。でも親に見つかると「病気なんでしょ!」と怒られる、でもゲームがしたい!
あの頃の熱意、全部この漫画にあります。一緒にタイムスリップしませんか?
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ここ最近、グイグイ注目度が上がってきてるこの漫画。
記念すべき第一巻がリリースされた時には、ハイスコアガールやピコピコ少年でおなじみ「押切蓮介」より、帯で「訴えられないよう祈っております。」とコメントが入った事でも話題になりました。
実在するゲームの海賊版と称して、架空の奇抜なゲームなどがどんどん出てきますが、レトロゲーム特有のあるあるネタが随所に盛り込まれていてニヤニヤしてしまいます。
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お次はゲーム漫画と言うよりも、厳密には「ゲームで遊んでいる人たちの日常漫画」です。
皆さんは、どんな感じでゲームと過ごしましたか?友達の家に本体ごと持って行ったりしました?修学旅行にゲーム本体を持ち込んでみんなで朝までファミスタとかしました?
駄菓子を買うために親からもらったお金で、駄菓子屋さんの前のメタルスラッグに没頭しました?なんて、人の数だけゲームと向き合ったストーリーがあるはず!
そんな、ゲームと共に青春を過ごした人たちなら共感共有できるアンソロジー本!思わずグッとくるかも?
ゲームが大好きなエッセイ系漫画家。インターネットサイト上で公開していた漫画が話題となり、2015年より漫画家としてビッグコミックスペリオールで連載開始。
一切の気負いなく読めるスタイルが特徴的で、ゲーマーならずとも思わず共感してしまう。おそらく多くの日本人が普遍的にもつ思い出や感動を呼び起こすエピソードが魅力的です。
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作者のゲームに対する愛を語る漫画。
1巻はレトロゲー、2巻は比較的現在系なネタ中心となっています。ゲームに興味がない人であれば完全に置いてけぼりを食らう熱量の高さと、ゲームネタの宝庫に驚かされます。
「間違って兄のセーブデータに上書きしてしまい、結局データ全てを消して隠蔽」とか、僕の場合は下に妹がいる人間だったので、それされたな〜って記憶が蘇ります。まあ、優しい兄だったので、知ってはいたけど「バグって消えた」ってことにしましたけどね。
星のカービィSDXのセーブが消えて泣いてた妹は可哀想だと思いました。あのゲームはセーブデータが消えるところまでがゲームなんですけどね。ああ懐かしい。
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作者曰く「幼馴染みプライベート切り売り漫画」だそうで、まさにその名の通りの作品です。
例えるなら、サブカル版ちびまる子ちゃん、といった感じでしょうか?ゲーム大好きなズボラ主人公と、瓶ぞこ眼鏡の岡崎さんが織りなすエッセイ漫画、あの頃感じてたゲームに対するワクワク感を思い出させてくれる作品です。
あと、あの頃の友達ともう一度、あの頃みたいに遊びたくなります。あれ?なんでだろ、ちょっと涙が・・・。
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ここまで主に「ゲームと、ゲーマーの日常」を面白おかしく紹介するエッセイテイストな漫画が多かったと思いますが、この本はちょっと毛色の違う、ある意味歴史書?みたいな作品です。
かつて栄光を誇った日本のゲーム時代。ブロック崩しやインベーダーなど、いわゆる「不良の溜まり場」のようだったゲームセンターの時代から、家庭用ゲームが誕生し所有者が近所のスーパースターとなるエピソードまで。
ファミコン以前のゲームを語る、僕たちからすれば歴史書のような存在です。年代的に「あるある」と共感するエピソードは少ないですが、興味がある人はぜひ読んでみてほしい漫画です。
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好きな漫画雑誌はジャンプでもサンデーでもなく、一生コロコロコミックでありたい僕です。そんな俺得な事件が起きたのが2014年。なんと「コロコロアニキ」なる青年漫画雑誌が誕生したではありませんか。
その中で連載されているこの作品。ボウリング場に行けばあった脱衣麻雀、公園の近くにあったエロ本の自動販売機、先輩がパソコンでやってたギャルゲーなど、1980年代に生きた僕たちなら、誰もが「胸を躍らせた」アレコレがネタに登場します。
もちろんゲームの話だって欠かせません。みんなで集まって、わざとダメージを食らってスタートボタンを連打し、女キャラの服が脱げるシーンを眺めた時代にタイムスリップしませんか?
ああ、トゥナイト2が観たい。
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シュールな作風でサブカル層から多くの支持を集める漫画家「吉田戦車」といえば、ファミ通などで連載されていたゲーム漫画「はまり道」なども有名ですよね。
そんな、吉田戦車が今まで書いてきたゲームを題材にした漫画を再編集したのがこの2冊。マリオ、ルイージ、ゼルダと行ったキャラクターが、シュールな笑いを提供してくれます。
スーファミ、セガサターン、プレステ、64、この辺のゲームをやり込んでた世代なら共感できるネタが多く、ここまで紹介したレトロゲーム漫画とは一味違ったギャグが光ります。
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僕は世代じゃありませんが、ゲーセンで先輩が「炎のコマー!」とか「月面宙返りー!」とか言いながら遊んでるのを見て、なんすかそれ?って聞いたら「ゲームセンターあらし」も知らないのかとイジられたので、ざっくり読みました。
ゲーセンないでヨガをするネタなど、まあとにかく1970~80年代の香りが色濃く残るギャグのセンス、レトロゲームとレトロコミックの両面から楽しんでみるのも一興ではないだろうか、と思って紹介しました。
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これは、レトロゲーム漫画ではありません。
しかし!!ある種レトロゲーム漫画以上にレトロゲーム漫画!と言うと意味不明だと思いますが、レトロゲームを語る上で欠かせないのが、駄菓子屋さん及び駄菓子ではないでしょうか?
ゲームをするために駄菓子屋に行き、ゲームで金券を獲得して駄菓子を買い、その駄菓子を持って家に帰って友達とゲームをして、また駄菓子屋に戻って遊んで解散する。まさに僕の青春はゲームと駄菓子屋に費やしたと言っても過言ではありません。
と言うわけで、駄菓子の漫画です。ヒロインの枝垂ほたるの可愛さにメロメロです。余談ですが、僕はシャーマンキングのアンナ様とか、ヘルシングのセラス嬢とかが好きなのです。
そういうキャラが出てくる漫画も、おすすめがあったら紹介してください。渇望。