「男女の間の友情は成立するのか?」という実にどうでも良い議論。あなたは「成立する派」ですか?「成立しない派」ですか?
結局のところこの議題は、友情が成立するとして生きている人にとっては成立するし、成立しないとして生きている人には成立しないわけで、友情論を振りかざしつつ「真顔では話せない恋愛観」を探ろうとしているだけに過ぎないと思います。
何もそんな、草食系を気取って「男女間の友情はある!」と息まかなくとも、肉食系を気取って「絶対に成立しない!」と顔を真っ赤にしなくてもいいんですよ。あなたの反応が見たいだけですからね・・・なんちゃって。
ちなみに、個人的な意見ですが僕は「男女間の友情は成立しない派」です。
今日は男女間の友情ってどうなんだ?って事について、持論を交えながら少し踏み込んでみたいと思いますので、居酒屋で「男女間の友情」について論破されて悔しくてネットで検索してしまったって人は、参考にしてみてくださいね。
2017年のマイナビウーマンによる「男女の友情は成立すると思いますか?」というアンケートでは、上記画像のような結果となっていました。
男性は、成立する派が71.3%、成立しない派が28.7%。女性は、成立する派が70.4%、成立しない派が29.6%。なんとなく男性の方が「成立しない派」が多いイメージでしたが、女性の方が多いというのは驚きでした。
ちなみに2016年にマイナビウーマンが実施した同様のアンケートでは、まさかの男女同数という結果になり、成立する派が66.34%、成立しない派が33.66%という結果が出て居ます。
さてさて、今度は恋愛マスターの多い弊社「株式会社PLAN」の社長を含むメンバーに聞いてみましょう。
ついでに生の声として「なぜそう思うのか」という理由の聞いてみましたので、参考にどうぞ。
僕は「成立する派」です。 |
僕は「成立する派」です。 |
僕は「成立する派」です。 |
私は「成立する派」です。 |
僕は「成立しない派」です。 |
僕はゲイなので、ゲイ同士の話をすれば「成立する派」です。 男女間の友情に関しては想像ですが、「成立しない」と思います。男性は女性を性交渉できるかどうかで判断してる気がしますから。 |
さて、様々な意見が出たところで、インターネットの掲示板等で意見が交わされている中から、多くの人が思う「男女の友情が成立する条件」をまとめておきたいと思います。
いかがですか?あなたの意見も、この中のどれかに当てはまりますか?
当初は「自分たちの間には恋愛感情ではなく友情がある」と思っていたのに、相手の行動によってその友情が破壊されてしまったり、自分から破壊してしまったり・・・ということがあると思います。
相手に破壊された人は「成立する派」だと思いますし、自分から破壊してしまった場合は「成立しない派」になると思うのですが、友情関係が急に恋愛感情へと変化してしまうこともあるでしょう。
多くの場合は、落ち込んでいるときに親身になってくれたり、周囲の人とは違う特別な存在として扱われた時、または必要以上のスキンシップにより相手に「性」を感じてしまって崩壊していくようです。
さてここからは僕の個人的な意見です。
僕自身は一般的な健全な男子の例に漏れず「軽度のヤリチン」に属す部類の人間であり、見境なく女性に話しかけて漁る様な真似はしませんが、「据え膳食わぬは男の恥」を地で行くスタイルなのは間違いありません。
そんな僕は「男女間の友情は成立しない」と思っています。
なぜなら、僕にとって理想的な同性の友人(親友)は「無言で過ぎる時間ですら愛おしく、僕の行動に絶大な信頼を置いてくれて、自分と同じ目的地に向かって別のルートで歩める人」であり、その様な女性がいれば、それはつまり理想的な恋人である。
ここで言うのもあれだが、人生の中で僕のこの「理想的な友人像」にほぼ100%で合致したのは、弊社の社長と、現在の僕の奥様だけである。そして、僕が出会ったのは奥様より社長の方が早かった。何が言いたいかと言うと、社長が女性だったら僕は社長を口説くのに必死だっただろうと言う事である。
そう、男性である僕が、この「理想的な友人像」に当てはまる女性を見つけたとしたら、それはつまり最高の恋人であり、友情の関係で留めておけるとは思えないのである。
そして、こんな事を言うと怒られそうだが、理想的な友人像のマッチング率が現在の奥様より高い女性が現れてしまったら、僕の心が揺らがない自信はないし、社長よりもマッチング率が高い経営者に出会ってしまったら、僕は転職してしまうかもしれません。(まあ、現れないでしょうけど)
さて、こんな僕でも、ある程度は「男女間の友情は存在する」とも思っています。
それは、「友情」と言うよりも「交友関係・コミュニケーション・友達づきあい」と言う様な言葉の方が適切かもしれません。友達の友達と接する様な、好かれる努力はするけれども積極性を持たない友情ってところでしょうか?
つまり、同性の友人と育む様な友情は、異性の友人と育めないと僕は思うわけです。
つまり!もう少し僕の話をまとめると、世の中の全ての女性が基本的には恋愛対象であるため、友人だった女性と仲良くなればなる程に恋人候補に昇格する可能性が上がるため「男女の友情は成立しない」と思っているのです。
しかし、ある「男女の友情は成立する派」の女性の意見に、思わず感銘を受けてしまいました。それが「自分の恋愛よりも周囲の調和の方が大切」と言う意見です。
具体的に話すと、例えば男女6人程度のグループ(フットサルとか、サークルとか、飲み仲間とか)があったとして、その中に少し気になる人がいたとしても、恋愛関係に発展してしまう事でそのグループが崩壊したり面倒なことが起きない様に細心の注意を払っていると言う話です。
そう、つまりシンプルに話すと、友情だった関係が恋愛に発展する可能性自体は否定していないが、関係性の変化を嫌って「友情の関係」を固定化できることを好む性質であると言う事。
反対に、僕を含む「男女の友情は成立しない派」は、多くの場合関係性の変化に寛容であり、恋愛に発展する可能性を敏感に察知し、グループの崩壊よりも自己の恋愛感情を優先しがちであると言う事です。
この考え方には、非常に納得を覚えました。
実際に「男女の友情は成立する」と答えてくれた友人達の印象や意見の中から傾向の様なものをまとめて起きます。多少僕の妄想にも似たイメージが含まれてしまっているかもしれませんが、許してください。
基本的にこのタイプは「恋愛体質」ではなく、恋愛に対して億劫だったり異性と接するのが苦手。もしくは、そもそも性別関係なく人間関係を構築するのが苦手だったり、俗に言うコミュ障に属すタイプの人間が多い。
「成立しない派」と比べると、恋人がいない期間が長い人が多く、恋愛に慎重。
性行為をしてしまったと言う事が、必ずしも友情が壊れた訳ではないと考えている人も多い。
お次は、僕を含めた「男女の友情は成立しない」と答えた人の印象です。
俗に言う「恋愛体質」な人間が多い。意気投合したり気に入ったりした人間と急激に距離感を詰めたがる。
モテるタイプの人でも、モテないタイプの人でも、長期的に恋人がいないフリーな期間が存在しにくく、いつも誰かしら恋人(や恋人候補)がいる。
性行為をしてしまったら友情が壊れてしまったと認識する人がほぼ100%。性行為したことによって彼氏気取り(彼女気取り)するタイプの人も多い。
さて、まとめに向かいますけど、結局のところこれは自身の恋愛観であり、友情についての高尚な話をしている風に見せかけた「ヤれる、ヤれない」と言う下世話な議論なのです。
不思議なもので、僕が意見を聞いた友人の中に「成立する派」と「成立しない派」がくっ付いたカップルはいませんでした。
きっと非常に少数派なんだと思います、つまりこの話を目の前の異性と議論するだけで、その人と恋愛に発展しやすいかどうかがわかるってもんです。便利でしょ?
だから今回の記事の冒頭で「あなたの反応が見たいだけですからね・・・」なんて言ってみた訳なのです。
基本的に、多くの人は相手をよく理解してから恋愛に発展したい(失敗したくない)と思っています。そして、「男女間の友情は成立しない派」の人からすれば、交友関係から恋愛関係に発展するのは非常に理にかなっている方法だと考えている訳です。
しかし、当たり前の事ですけど「男女間の友情は成立する派」の人からすれば、友人だった異性がある日突然恋人になると言う経験をした人はいない訳です。友人は何があっても友人なのですから。
つまり、友人の中に恋人候補がいる「成立しない派」と恋愛に発展できるのは、同様にそのグループにいる「成立しない派」であり、「成立する派」と恋愛に発展する事は非常に稀という事になります。
と言うわけで・・・。
異性から「男女の友情って存在すると思う?」と聞かれたら、まずは「あなたはどう思う?」と聞いて、その人と恋愛に発展したいのであれば意見を合わせてしまえば、万事解決。
と言うお話でした。