オシャレだけどユーモアのあるTシャツってそそられませんか?かといって、ネタに走り過ぎたTシャツを来ている人を見ると、ちょっと冷めちゃったりして。
ここ最近、そんな僕のハートを射止めたのが山田全自動ことイラストレーターの山田孝之(俳優さんじゃないよ!)さんが作っている墾田永年私財法Tシャツや、参勤交代Tシャツと言った歴史を題材にカフェのようなデザインで仕上げられたアパレル達。
すごく可愛くてセンスが良いので、今回は山田全自動さんのことを紹介しつつ、彼の作る作品の面白さについて素人ながら考えて見たいと思います。
山田全自動こと山田孝之さん(俳優さんじゃないよ!)。江戸時代の町人が現代にタイムスリップしたよなイラストで話題となり、現在は歴史上の出来事を現代風のデザインにアレンジしたTシャツやトートバッグなどのグッズも注目されています。
イラストレーターでありウェブデザイナーの彼は、デザイン会社を2011年に設立しており、他者との差別化を図るため浮世絵を独学で学び、2016年から浮世絵にあるあるネタを盛り込んだ画像が大ブレイク。
2017年に開催された個展や、書籍「山田全自動でござる」がヒットし、様々なメディアで取り上げられ、現在もインスタグラムなどのSNSで人気を得ています。
ちなみに山田全自動という名前は福岡生まれの俳人「吉岡禅寺洞(よしおか ぜんじどう)」にあやかってつけたとのこと。
一応、「山田全自動」という人格には設定があるようで、山田孝之さん曰く、山田全自動は幕末から明治にかけての俳人であり、文明開化を目の当たりにして感じたことを俳画にして記すという設定だそうです。
さて、山田全自動の面白さが理解できて来たのではないでしょうか?山田全自動の俳画にハマりかけてしまっているそこの貴方は、とりあえず山田全自動のオフィシャルサイトにギャラリーがあるので、そこで俳画を堪能してみるのがおすすめです。
ハマりかけてるっていうか、もうこれハマったな多分!って方は、山田全自動の著書である「山田全自動でござる」を買うと幸せになれると思います。
現在の価格はコチラ |
山田全自動の面白さを周囲に伝えたい!って思ってしまうほど好きになってしまっている方なら、LINEスタンプも販売されていますので、いますぐダウンロードして上司からのラインの返事に使いましょう。
え?日常生活にも山田全自動が欲しい?そう、そんな貴方にとっておきのグッズがあるんですよ。毎日着たり持ち歩いたりできるアパレル達です。
Tシャツやパーカーはもちろんですが、トートバッグやマグカップなどのグッズも手に入るオフィシャルショップが「SUZURI」の中にあります。。一応、山田全自動は幕末から明治にかけての俳人って設定ですからね、すずり(硯)ってサイト名も相性よしですね。
さて、今回の本命である、僕のハートを完全に射止めてしまったTシャツたちを紹介しましょう。Tシャツの色は自由に選べます!最高ですね!
公式ページより「参勤交代、毎年つらいですが良い思い出になりますよね。武士の方、参勤交代の記念にいかがですか?」とのこと。
香水の瓶のパッケージや、紅茶の感を思わせるハイセンスなデザインに落とし込んだこのデザイン。大名行列の花形とも言える殿様がinするカゴのイラストもso cute!!
殿様はあの長い参勤交代の時間、カゴの中で何を過ごしていたのでしょうか。一説には本を読んでいたなんて記述もありますが「山田全自動でござる」を読んでたりしたんでしょうか。
イラストの下に書いてある「Travel to and from EDO」という文章が秀逸です。簡単に訳すと「江戸に行き江戸から戻る」って意味なんですが、要するに参勤交代ってことですね(笑)
公式ページより「さり気なく奈良時代をファッションに取り入れたい時ってありますよね。そんなアナタのためのシンプルな墾田永年私財法グッズです」とのこと。
山田全自動の大ヒット商品(!?)といえば、墾田永年私財法Tシャツです。僕が最初に山田全自動にハマってしまった理由でもあります。どこかロハスを感じさせるこのデザイン、アウトドア系のカフェのロゴデザインなんかに使われていそうなディテールです。
私財法(Shizaihou)の部分とか、ShibuyaとかShinjukuみたいなノリで描かれてて、笑っちゃいます。
それに何と言っても、「Since 743」の正確さがたまりません。あと「Your rice field」まあ読んで字のごとく「貴方の田んぼ」っていう直球勝負が素敵ですね。
デザインの上部にあるテントのようなものは何でしょう。移動式の住居、いやまさか「農耕具」かもしれません。耕した分だけ自分の農地になる墾田永年私財法ですから、ミツマタの鍬が描かれているのではないでしょうか?真相は不明です。
あ!もしかして藁塚!?
公式ページより「鎌倉武士の方、必見!貞永元年、いよいよ御成敗式目が発布されましたね。記念に御成敗式目グッズはいかがですか?とっても頑丈なので合戦のときにも活用できるかも?」とのこと。
これからは武士の時代だ!貴族のルールや法律なんて時代に即してないぜ!ってことで作られた御成敗式目。そんな新しい時代の幕開けを象徴するように、上部のリボンからはいざ太陽が昇ろうとしている!って感じでしょうか?完全に僕の想像ですけど。
80年代のディスコ風のフォントで描かれた「SHIKIMOKU」の文字と、フラットデザインなリボンに書かれた「Goseibai」の文字が、おしゃれなタンブラーなどに使われてそうなレイアウトで配置されています。
そしてこちらも「Since 1232」と、細かい部分にも気を配った仕上がり。北条泰時がこのデザインを発注したとすれば、大満足だったのではないでしょうか?
外国人へのお土産にも重宝しそうな「LAW OF THE SAMURAI」ってのがシビれますね。侍のための法律!ってことです。カッコヨスですね。