「いえキャン△」は、僕と奥様がアニメ「ゆるキャン△」にハマってしまい、無知な状態からキャンプ用品を買い揃え、最終的には「別にキャンプ場という訳でもない」ような場所でも快適にテント泊できるように成長していけたらいいな〜。という淡い期待を日記のように紹介する企画です。
第8回目は、キャンプ装備をパッキングするためのリュックを探していた時に見つけたAmazon basicsから販売されている4500円の容量75Lリュックが、実際にちゃんと使用できるのか?というレビューをしてみたいと思います。
まずは、公式の商品説明から抜粋しましょう。
インターナルフレームバックパック。高耐久のポリエステル製。ハイキングやキャンプに最適。
広々とした収納ポケットとコンパートメント。大きな寝袋用コンパートメント。多方向に伸びるコンプレッションストラップ。
調節可能なストラップとパッド入りのショルダーストラップで快適にフィットします。連続気泡フォーム製のランバーパッドと通気溝で、腰部分を支えつつ通気性をアップ。
撥水コーティングと内蔵レインフライで軽い雨を防ぎます。降水量が多いときのための防水カバー付き。色を選べます。Amazonベーシック1年間限定保証付き。
商品解説だけ見れば、素晴らしい内容のバックパックであるこいつ。正式名称は「インターナルフレーム ハイキングバックパック」だそうです。
容量は、55L、65L、75Lの3種類があり、カラーバリエーションはそれぞれ「ブラック」と「オリーブ(カーキ)」の二色から選択が可能!
値段はどれも素晴らしく、最も大きな75Lで4500円程度、最も小さな55Lだと4000円前後で購入できます。
モンベルやグレゴリーといった、比較的安価なアウトドアリュックをリリースしているブランドでも、75Lのモデルはだいたい4万円〜5万円程度するので、1/10は言い過ぎですが、それに近いくらい安いというまさに「価格破壊」してるのがAmazon basicsのリュックなのです。
現在の価格はコチラ |
ところで、Amazon basicsってなんなんでしょう?リュック以外にも、乾電池や、シュレッダーといった電化製品も販売しているようですが、そのどれもが一般的なブランドと比べると異常なほどに低価格・・・。
ここまでくると、ちょっと不安です。
というわけで、紹介文章をみてみましょう。
Amazonベーシック™(AmazonBasics)は、お客様に高品質の商品を低価格でお届けすることを目的とした、Amazon グループが全世界で展開するブランド。Amazonベーシックの商品をご購入いただくと、Amazonベーシック1年間限定日本国内保証をご利用可能。
要するに、イオンのトップバリュとか、セブンイレブンのセブンプレミアムとか、生協のCOOPとかみたいな、プライベートブランド(PB)ってやつでしょう。なんとなく、Amazonって名前に信頼感が出てしまうのは、それだけ生活に密着している証拠かもしれません。
というわけで早速購入してみたところ、さすがはAmazon prime、翌日には到着です。
結構大きなダンボールに入って登場!
箱から取り出してみると、こんな感じのサイズ感です。今回は「大は小を兼ねる」ってことで、Amazon basicsの中でも最も大きな75Lのリュックを購入しました。
「いえキャン△企画」では、車を使ったキャンプを目指しておらず、徒歩で運べる荷物のみでのキャンプを目指しているため、リュックのサイズは結構重要なんです。
しかも、僕と奥様の二人分リュックが必要なので、4万円のリュックを買うとなると8万円近くかかる計算に・・・(低価格なソファくらいなら買えてしまう値段です)。でも、このAmazon basicsのリュックなら2つ買っても1万円でお釣りが来ます。
気になるのは使用感ですが・・・使い勝手に問題がなければ理想的な選択肢と言えるでしょう。
リュックのフード部分には「amazon basics」の文字が書かれています。
これを「ダサい」と思うのか「面白い」と思うのかは人それぞれ。おしゃれではないが、僕は結構面白いと思います。
メインルームには上部からアクセスできます。
下部のルームとメインルームは繋がっておらず、それぞれ独立していますが、内部にジッパーがついており、それを使ってメインルームと下部ルームを開通させることも可能な神仕様。
なので、リュックの全長サイズのポールなど、長尺物は入れられたい時はジッパーを開けて、無理やり詰め込んだら破れてしまいそうな寝袋とかを入れる時はジッパーを閉じて独立させた使い方が出来ます。素晴らしい。
カラビナはスタイリストの私物です。
両側にはサイドポケットがあります。
スマホ用の充電器や、レインコートなどを入れておくのに便利です。
両側のサイド下部にはメッシュポケットが付いています。
ペットボトルを突き刺しておくのが定番の使い方かと思いますが、メッシュは伸縮性のある素材なので無理矢理詰め込むこともできてアイデア次第で活躍してくれそうな予感がします。
フロント部分には「さあ!ここにAmazonのFireタブレットを入れてくれ!」と言わんばかりのポケットが搭載されています。
ここに財布やスマホやサングラスなどを入れると便利そうです。
というわけで、実際に「キャンプの装備」をAmazon basicsのリュックにパッキングしてみましょう。
キャンプに持っていかなければならない最低限の装備はこんな感じ。
なんとか入りました。
テントはボールやペグ類をリュックのメインルームに入れて、インナーテントとフライシートをリュックの外に縛り付けるスタイルにしています。
サイドポケットとフロントポケットは空っぽなので、実際にキャンプに行くときはここにスマホなどのガジェット類を入れたり、財布などを入れる感じになるのでしょう。
メインルームはもう余裕がありません。
米や、インスタント食品などの、嵩張らない食料であれば収納することができそうですが、食材を入れるスペースは全然ありません。まあ、テントが結構巨大なので、ソロ用のテントであれば余裕が出そうですけどね。
実際にキャンプに行くときは、奥様の荷物が軽量なので、そこに食料を入れていただく事にしましょう。
せっかくキャンプ用の装備をパッキングしてみたので、Amazon basicsのリュックを実際に背負って歩いてみたいと思います。
ここまで重量のある装備ですからね、キャンプ初挑戦のタイミングで背負って「あかん!荷物が重すぎて敗退だ!」ってなるわけにはいかないため、トレーニングがてら1時間程度、近所を散歩してみたいと思います。
フィット感や使用感に付いても、レビューしたいですからね。
Amazon basicsのリュックを背負うとこんな感じです。
どうです?似合ってますか?
装備が多いせいか、かなり重量感はありますが、思った以上に背負いやすいため不快感はありません。
メインテントを締め込むためのベルトがもう少し付いて入れば、綺麗なシルエットにできたのにな〜なんて思いますが、まあ「キャンプ装備を歩いて運ぶための4500円リュック」としては問題ないどころか上出来なくらいです。
ウエストベルトの位置も悪くない。しっかり腰で持つことができます。
欲を言えば、ここに小さなポケットがあればスイカやパスモなどのICカードだったり、小銭を入れておいたりできるので便利なんですけどね。
様々な箇所のベルトを締め付けても、肩甲骨の周辺に少し空間ができてしまいます。
これによって、電車などの横揺れで荷物が結構振られてしまい体力をロスしますね。僕達は登山とかをするためにこのリュックを買ったわけじゃないので許容範囲内ですが、長距離を歩く事が目的な人からすると、大きな難点になる可能性があります。
階段を登ってみたりもしました。
エスカレーターに乗ってみたりもしました。
装備がかなり重いので、一度荷物を下ろしてしまうと、椅子を使わないと腰を痛めそうです。
でも、背負ってしまえば結構楽勝。
各所のベルトストラップについているバックルが荷物の重みで緩みやすいのは難点かもしれませんね。1時間程度の散歩で、2〜3回締め直したと思います。
とにかく、Amazon basicsのリュックに対するメリットやデメリット、不満点であったり良い点を記事にするために、歩き回って使用感をチェックしていきます。
時期は5月下旬。
この日は曇っていたので結構涼しかったのですが、これで日が照っていたらと思うとゾッとします。もうこの時点で汗だく。
Amazon basicsのリュックも、着任早々に大量の汗を吸わされるとは思ってなかっただろうに。
おそらく、徒歩移動でのキャンプとなれば、電車やバスを乗り継いでキャンプ場に行く事になるでしょうから、実際にバスに乗ったりしてシミュレーションしてみたいと思います。
電車よりもランダムな揺れが大きいバス。
先ほど申し上げたように、Amazon basicsのリュックは重量のある荷物を詰め込むと、横揺れが結構大きくなってしまいます。なので、荷物を背負って歩いているよりも、バスなどで立って揺れに耐える方が疲れます。
早く歩きたい(笑)
というわけで、1時間程度の散歩が終了しました。
まあまあ疲れたぞ!
さあ、Amazon basicsのリュックを買おうか迷っている人向けに、実際にキャンプ装備を搭載して歩き回ってみた結果の使用感についてレビューしていきましょう。
個人的には「レジャー系のキャンプやハイキングなら概ね問題ない」と感じております。
例えば、ある程度の荷物を背負って高尾山に登ってみるだとか、3日くらいかけて100km程度の道を歩いてみるだとか、2泊3日程度のキャンプに使ってみるだとか、そういった目的であれば十分に使えます。
じゃあ、どんな時に向かないのか?ですが、簡単な事です。「ハードな山行は無理」です。
当たり前の事ですが、 槍〜穂高を縦走してみるとか、危険がすぐそこにあるような場面での使用には向いてません。あくまで「いつリュックがダメになっても大丈夫(命を落としたりすることはない)」という場面で問題ないということです。
僕は、このAmazon basicsのリュック、壊れるまで使うと思います。それくらいは気に入りました。
デメリットを上げるとしたら以下のような点です。
「リュックを背負って踏破する」ことを目的とした活動(つまり、ハイキングとか登山とか)をするのであれば、Amazon basicsのリュックはあまりおすすめ出来ませんが、「目的地まで荷物を背負って運べればいい」のであれば十分使えます。
Amazon basicsのリュックの購入を検討されている方は、参考にしてみてくださいね。
現在の価格はコチラ |
とまあ、こんな感じでAmazon basicsのリュックの使用感を確かめるために歩き回っていたら・・・。
キャンプ場を発見!
というわけで次回はついに・・・キャンプに挑戦!?
乞うご期待!