「いえキャン△」は、僕と奥様がアニメ「ゆるキャン△」にハマってしまい、無知な状態からキャンプ用品を買い揃え、最終的には「別にキャンプ場という訳でもない」ような場所でも快適にテント泊できるように成長していけたらいいな〜。という淡い期待を日記のように紹介する企画です。
第5回目は、イヌ子こと犬山あおいが野クルのクリスマスキャンプで作った「トマトすき焼」を原作に忠実に再現してみました。また、普通のすき焼→トマトすき焼→チーズパスタ→なでしこの大和煮、までの流れを全て再現して実食してみましたので、実際に作ってみたい人は参考にしてください。
アニメ第11話〜12話にかけて、野クルのクリスマスキャンプ(クリキャン)で振舞われたフルコース「普通のすき焼→トマトすき焼→チーズパスタ→なでしこの大和煮」までに必要な材料を、それぞれパートわけしながらご紹介します。
また、アニメの作中にセリフでしか出てこなかった材料などは、ある程度アニメの流れを汲んだ上で想像して選んでおります。
ちなみに量は「1人分」として計算していますので、実際に作る際は適宜合わせながら調整してください。
レシピとして定量化するために、関西風ですが割り下を作ります。
「お肉を美味しく頂くならすき焼きにしなさい」というわけで、我が家も久しぶりの牛肉にテンションが上がっております。
早速、アニメのナレーションを聴き逃さないようにしながら、作り方の手順を再確認。
よっしゃ!やったるでー!
すき焼きするなら牛脂は必須!
今回は底が深めのフライパンを鍋の代わりに使います。
牛肉に軽く火を通しましょう。
おい原作に忠実に作るんだったらA5の肉を使えよ!という声が聞こえて来そうだが、心の中でA5だと思えば、そのお肉はすでにA5である。
一般的にすき焼きの割り下の黄金バランスって言われるのはこんな感じ。
しかし今回は「関西風」って事らしいので、割り下をあらかじめ作るのではなく、使用する材料に合わせて微調整しながら「砂糖・醤油・酒」を入れて行くスタイルです。
そうなると、割り下としてあらかじめ作っておくなら酒を多めにしたほうが良いのでこんな感じのバランスが理想的かと思います。
すき焼きオールスターが揃いました。
見よ、この圧倒的ビジュアル。
蓋をしめたら待ちましょう。
劇中で犬山あおいが「関西風やで!」って言ってましたが、すき焼の関西風や関東風って何が違うのでしょうか?
答えは意外とシンプル。
先に牛肉を焼いてから、醤油や砂糖で調味して野菜を入れるのが関西風。反対に関東風は、割り下を作って食材をいっぺんに煮るスタイルで作られます。
それでは・・・
いただきまーす!
我々は高校生じゃないので、ビールもいただきます。
まずは、えのきとねぎ。
同時に食べる事で、ネギの香りとキノコの旨味がタッグを組んで襲い掛かります。
次は、焼き豆腐。
軽く火傷しましたが、その火傷すらも愛おしい。
そして、いよいよ牛肉
春菊を添えて・・・いい肉、いただきます!(ああ・・・美味しい。まるでA5のようだ・・・。ありがとう牛!)
そろそろ・・・具材を追加する?
ふっふっふ。
こいつで・・・お色直しや!
というわけで、トマトすき焼きの作り方へとうつりましょう。
アニメでは「あらかじめスキレットで玉ねぎを炒める」というスタイルでしたが、まあ家の中なのでその辺の順番は無視して、玉ねぎを炒めるところからスタートしたいと思います。
低温でじっくりとニンニクを炒める事で、オリーブオイルに香りを移すという、イタリアンシェフ顔負けのヤバすぎるスキルを惜しげも無く披露する。
玉ねぎを軽〜く炒めます。
フレッシュバジルはマストです。間違ってもドライバジルを使わないように。
美味しくな〜れ。
美味しくな〜れ。
のーなった鍋に移して煮込むのであります。
もちろん肉を加えて。
蓋をするのも、忘れずに。
超絶美味そうなんですけど。
一応、生卵にも絡ませて食べたいと思い、お皿を二つ用意しました。
劇中のリンちゃんのコメントが的確すぎるので引用します。
食欲をそそるトマトの酸味と牛肉が、洋風にリメイクされた割り下とマッチして、ヤヴァ・・・・・反則だろこれ・・・。 |
あまりの美味しさに、最初からトマトすき焼きでもよかったんじゃないか?って思いました。
アニメでは、ワインが合うのにワインが合うのにと咽び泣いていた「ぐび姉」、僕たちはそんな愚かなミスは致しませんよ!料理用の安ワインですが、マリアージュさせてみましょう。
うむ、濃いめの割り下の味と赤ワイン、確かに合う。
劇中は生卵のシーンなかったけど、合わせてみたらすごい合います。これ、生卵割ったほうがいいぞ?
生卵に通す事で、トマトの酸味と割り下の甘みをしっかりと結びつけてくれて超美味しい!
いやー美味しかった美味しかった・・・(え?まだ具が残ってるよって?)
トマスキのシメ!
チーズパスタが残っとんのや!
シメ食べる人〜。
というわけで、チーズパスタの作り方をご紹介。
ああん!簡単!
家だとガスが切れる心配もなくて安心ですね。
劇中でイヌ子が持っているパスタは通常のスパゲッティでなくフェットチーネでした。
(ちなみに、アニメでは乾麺でしたが、近所のスーパーに乾麺のフェットチーネが無かったので今回は生タイプを使用しております。)
水が足りない予感がするので、パスタが茹でられる程度入れて煮込みます。
いい感じ!
アニメでは料理のシーンや食事のシーンが丸ごと画面に映ってなかったので、どんなチーズを使っているのかは謎ですが、おそらくリンちゃんもスープパスタにスライスチーズを使っていたので、ここでピザ用チーズみたいな可能性は低いかと。
アウトドアだしね。
完成!
チーズが食欲をそそるぜ!
超美味しい。余すところなくいただいてる感が最高です。
でもちょっと味が濃かった・・・。
パスタを茹でる時に、水を200mlくらい足しても良かったかも?もしくは、生卵で「つけ麺」するのもありだったかも?
さて、すき焼きフルコースを美味しくいただいたところで、野クルのメンバーは温泉に入って映画をみて就寝〜って流れですが、僕たちはこのまま朝食で振舞われた、なでしこの大和煮も作っちゃいますよ!
作り方はアニメに出てきてませんが、まあ大和煮ですからこんな感じでしょう。
ポイントは、玄米を炊いておくって事ですかね?
ガス缶が無くなって絶望する「なでしこ」の前に、買ってきてやるぜと、颯爽と立ち上がったスーパーヒーロー「リンちゃん」。
そこでなでしこは「チューブ生姜買ってきて!」とお願いしている場面が11話にあるので、チューブ生姜を使うのがポイントです。
というわけで、割り下を入れて煮込みましょう。
※シメを食べてるってことは、前日のトマスキに使った割り下が残ってるとは考えにくく、なでしこがイヌ子に聞いた「割り下まだ残ってる?」ってのも、おそらくすき焼のために多めに作っておいた通常の割り下の事だと思われる。
弱火にして汁を飛ばします。
汁気が無くなったら完成。
15分くらいで汁気が飛ぶような火力に調節するのがポイント。
大垣千明が「シャケと玄米会うな〜」って言ってるから、野クルの朝食は白米じゃなくて玄米だった模様。
というわけで、なでしこ特製の大和煮を、玄米に乗せて食べましょう。
生姜が効いてて美味すぎる!
いやはや、大変美味しゅうございました。
家ご飯でこれだけ美味しいということは、実際にキャンプでこんなすき焼き食べたら「外ご飯効果」でヤバいことになっちゃいますよ?
というわけで、「いえキャン△#05」本日はここまで!
まだ、アウトドア用の靴が準備できてないのでキャンプには行けませんが、バーナーやガス台を使って室内でつくる料理は飽きてきたぞ!?
じゃあ、「いえキャン△」だけど、外に出ちゃう!?
乞うご期待!